全国聾学校長会
概要と歴代会長
概要
我が国における聾学校の始まりは古く、明治8年(1875)京都に学級が開設され、明治11年(1878)に、京都盲唖院の創設によって、はじめて学校体制ができた。
盲唖学校教員としての組織は、第1回盲唖学校教員全国大会を明治40年(1907)に東京で開催したのが始まりで、校長会が組織化されたのは大正8年(1919)である。
戦後、昭和23年(1948)義務制実施に伴い、学校の名称が聾唖学校から聾学校に変更されるに及んで、全国聾学校長会(初代会長川本宇之介)を組織し活動を開始した。
歴代会長
初代 |
川本宇之介 |
(昭和23~27) |
2代 |
古谷史映 |
(昭和28~31) |
3代 |
小澤澄雄 |
(昭和32~38) |
4代 |
坂本茂樹 |
(昭和39~43) |
5代 |
奥田 実 |
(昭和44~45) |
6代 |
鳥居英夫 |
(昭和46) |
7代 |
櫃田祐也 |
(昭和47) |
8代 |
始閣精太郎 |
(昭和48~49) |
9代 |
柳田孝一 |
(昭和50) |
10代 |
大嶋 功 |
(昭和51~53) |
11代 |
美馬常雄 |
(昭和54~57) |
12代 |
市村 榮 |
(昭和58~59) |
13代 |
佐藤 清 |
(昭和60) |
14代 |
上野節男 |
(昭和61) |
15代 |
田中祐二 |
(昭和62~63) |
16代 |
田中澄雄 |
(平成1) |
17代 |
山内清三 |
(平成2) |
18代 |
三宅 良 |
(平成3) |
19代 |
田邊栄之助 |
(平成4~5) |
20代 |
小林 明 |
(平成6~7) |
21代 |
東野成元 |
(平成8) |
22代 |
関市五郎 |
(平成9) |
23代 |
秋廣勝道 |
(平成10) |
24代 |
南宮由和 |
(平成11~12) |
25代 |
仲田邦男 |
(平成13~14) |
26代 |
秋谷義一 |
(平成15) |
27代 |
林 茂和 |
(平成16~18) |
28代 |
坂井美惠子 |
(平成19~20) |
29代 |
鈴木茂樹 |
(平成21~23) |
30代 |
信方壽幸 |
(平成24~) |
組織
活動
(平成25年度総会後に会議の回数等変更がなされる予定です)
会議
・総会 |
毎年2回開催(6月、8月) |
・理事、評議員合同会議 |
年2回開催(5月、翌年2月) |
・研究協議会 |
年2回開催(6月、8月の総会時に開催) |
・各地区校長会 |
随時 |
・在京理事会 |
年7~8回開催(都立ろう学校長会時に開催) |
事業
(1)教育の調査・研究並びに研究協議会の開催。
(2)聴覚障害教育の啓発・普及。
(3)研究集録・研究通信の発行。
(4)国際交流事業の推進。
(5)会員の互助・親睦。
文部省・校長会の主な刊行物
文部省関係(平成元年度以降。教科書類は除く)
特殊教育諸学校学習指導要領解説
―聾学校編― |
(平成4年 海文堂出版 2,300円) |
国語教科書(言語指導)指導書
―聾学校小学部1年用ー |
(平成7年 東山書房 1,300円) |
聴覚障害教育の手引
―聴覚を活用する指導― |
(平成4年 海文堂出版 1,400円) |
聴覚障害教育の手引
―多様なコミュニケーション手段とそれを活用した指導― |
(平成7年 海文堂出版 900円) |
校長会関係
・研究集録(毎年発行)
・全校聾学校実態調査(毎年発行)
・指導事例集 I-聾学校における知的発達障害併有児の指導―(昭和60年3月)
・指導事例集 II-聾学校における重複障害児童・生徒の指導―(昭和61年6月)
・教員研修用テキスト(平成2年)
・校長講和集(平成8年3月)
・言語指導ハンドブック(平成8年6月、東京都立ろう学校長会)
・教員研修用テキスト改訂版(平成9年1月)、第3版(平成13年2月)
・基礎学力等の定着をめざす実践例(平成14年2月、教育課程第二部会)
・教員研修用テキスト第4版(平成19年2月)
・教員研修用テキスト第5版(平成23年2月)
・聴覚障害児教育の専門性を身につけるための指導者用教材DVD
(平成24年3月完成)